Q. 悪質と思われる競馬予想サイトとは知らず、自宅の住所や電話番号を教えてしまった!
A. もしもそれが悪徳なサイトである場合、電話が怒涛の様に来るかもしれませんが相手にする必要は一切ありません。
詐欺行為をしているのは悪質予想会社です。貴方にはなんら支払い義務も責任も無いと胸を張ってください。
住所に関しましても貴方がもしも警察に通報してしまえばそこでご用になる訳ですから、よっぽどの馬鹿会社でも無い限りは態々尋ねてくる様な事も無いでしょう。
Q. ほぼ毎週大量のDMに悩まされています。もしかして個人情報流出?
A. 多くの悪質競馬予想会社は、何サイトか運営しています。中には50サイト以上も運営している会社もあるようです。
一つのサイトに登録したらすべてのサイトの資料が送られてくる仕組みなのです。
競馬会社に情報を伝えていたのなら、貴方の個人情報は他社に売られる可能性もあります。悪質な行為をおこなうことが目的の会社なので、個人情報の売却くらいはあたりまえでしょう。
ただ、上記質問と同様に直接貴方の住所に来るということは基本的にありません。
郵便物はデリバリーピザのポスティングチラシと同じだと思って、そのままゴミ箱に捨ててください。
Q. 過大広告?本当にこんなに当るの?嘘っぽい的中率
A. 競馬情報詐欺は、「必ず当たる」とか「ほとんど毎レースで万馬券以上の的中がある」という話が殆どです。
中には、「6割程度はあたる」という話も出てきます。
的中率をこの程度に言っておいた方が逃げやすいと考えるのでしょうが、2~3倍程度の的中はともかく、万馬券がこの割合で当たるなど、実際には殆どあり得ない事なのです。
Q. 無料会員の時にそこそこ当たっていた。もしかして有料会員になったらもっと稼げる?
A. 無料でそこそこ良い情報で客を釣り、お金を振り込ませて有料会員へ誘導します。
あとは粗悪な情報を押し付けてしまえば貴方は用済みという訳です。これが悪質会社の一連の手口です。
参加して間もない、まだ当たったことが一度もないのに数万、数十万、数百万と普通では考えられない参加料を請求してくる会社も多く報告されています。
安易に高額の情報料を振り込んではいけません。
Q. 悪質競馬予想サイトにお金を払ってしまった!
A. 悪質競馬予想サイトに支払ったお金は戻ります。「絶対100万が当る!」など不当表記がされた広告やメールは立派な証拠品となります。
間違って支払った場合は、行政書士事務所や銀行などの金融機関に相談することをオススメします。
【消費者契約法第4条1項1号 不実告知】
業者が、契約の重要事項につき「絶対当たる」など嘘の事実を明記し、消費者がれを本当のことだと思って契約を締結した場合、契約を取り消し、返金を要求することができます。
【消費者契約法第4条1項2号 断定的判断の提供】
消費者が勝てるかどうかわからない情報を、「勝てる」と断定して提供した場合は、消費者がその断定的判断を事実と誤認して契約を締結したと言える場合、契約を取り消し、返金を要求することができます。
【民法第95条 錯誤無効】
業者が、「必ず勝てる」と消費者を信じ込ませ、その結果消費者が勘違いしてしまい、契約をしてしまったと場合に契約の無効と返金を要求することができます。
【民法第96条 詐欺による取消】
業者が、消費者を積極的に騙す意思をもって嘘の万馬券など虚偽の事実を説明し、消費者が錯誤に陥ったのに乗じて契約させ、金銭を交付させたと言える場合に契約を取り消し、返金を要求することができます。
以上が消費者契約法で悪質競馬予想会社が違反している部分です。ようするに誇大広告自体が違法なんです。