2017年12月、京都府木津川市の59歳の公務員男性が、「あらかじめ勝ち馬が決まっているレースに投資すれば配当金が得られる」と持ちかけられ、約860万円をだまし取られる詐欺被害が発生しました。
10月22日に男性のタブレット端末に勧誘メールが届き、11月2日までに計約140万円を4回にわたり振り込んだとのことです。
その後、11月1日に「競馬情報を提供する」と名乗る男から電話があり、男が言った通りの結果になる競馬レースの動画を見せられ、男性は信じてしまいました。
「情報料が必要」と言われ、11月9日から13日までの間に9回、合計で約720万円をさらに振り込んだということです。京都府警木津署は特殊詐欺事件として捜査しています。
(2017年12月1日・産経WEST)
2017年10月、警視庁は、千葉県鎌ケ谷市の塗装工の男(23)を、競馬の勝ち馬券購入を名目に現金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕しました。
逮捕された男は、「勝ち馬投票券の払い戻し金の30%を支払えば、的中した分を送金する」などと電話で持ちかけ、75歳の男性から現金10万円を振り込ませたとされています。
この男は、以前に逮捕されたかけ子グループの共犯とみられており、同グループは偽造した馬券の的中証明書を送りつけて信用させる手口を使っていました。
警視庁は、同様の手口で2016年11月以降、約3,000万円の被害が確認されているとしています。
(2017年10月5日・産経ニュース)
2017年6月、警視庁は「競馬の勝ち馬を教える」とうたい、現金をだまし取ったとして、横浜市の無職の男(33)ら2人を詐欺容疑で逮捕しました。
容疑者らは2017年2月から3月にかけて、神奈川県の40代女性に「金を払えば情報提供する」と嘘を言って、数回にわたり計約240万円を振り込ませたとされています。
情報提供は実際には行われておらず、2人は「全戦全勝の革新的情報」などとうたう競馬情報サイトを運営し、メールなどで勧誘していました。
警視庁は、2016年10月以降に約200人から計約1億4,000万円を集金していた疑いがあるとみて調査を進めています。
(2017年6月28日・朝日新聞)
2017年4月、警視庁は、競馬の高額配当を持ちかけて現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂容疑で東京・豊島区の無職の男(37)ら5人を逮捕しました。
容疑者らは川崎市の30代男性に対し、「競馬で1,000万円の配当が受け取れる。配当を得るには200万円の支払いが必要」と電話で虚偽の話を持ちかけたとされています。
グループは競馬情報サイトを開設し、サイトに連絡先を入力した人に同様の内容を案内していました。
警視庁は、今年に入ってからこのグループによる被害が約20件、総額5,000万円以上にのぼるとみて捜査を進めています。
5人はいずれも容疑を否認しています。
(2017年4月20日・データミックス)
2017年4月、広島県三原市に住む30代の女性が、「当たり馬券の情報を提供する」と勧誘を受け、約4,150万円をだまし取られる被害が発生しました。
女性は競馬情報の提供を受けたものの、一度も予想が的中することはなく、返金もありませんでした。
不審に思った女性が三原署に相談し、詐欺被害が発覚しました。広島県警は詐欺事件として捜査を進めています。
(2017年4月14日・産経WEST)
2017年4月、和歌山県岩出市の40代女性が「競馬の予想情報を購入すれば多額の資産を築ける」と持ちかけられ、約356万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。
女性は副業を探していた際、インターネットで見つけた競馬投資会社「株式会社スリーエルズ」に問い合わせ、社員を名乗る男から「抽選で487万円が当たった」「予想情報を購入すれば資産を築ける」などと勧誘されました。
2016年11月から2017年1月にかけて、女性は8回にわたりクレジットカード決済や銀行振込で現金を支払いましたが、予想情報は一度も届かず、連絡も途絶えたため被害に気付きました。
岩出警察署が特殊詐欺として捜査を進めています。
(2017年4月11日・和歌山放送ニュース)