2016年5月、東京都新宿区のマンションを拠点に活動していた詐欺グループの男3人が、競馬予想に関する虚偽の情報で現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも30代の男性容疑者で、府中市の女性(62)に対し、「会員になれば確実に当たる競馬情報がある」などと虚偽の説明を行い、現金を詐取しようとした疑いが持たれています。
警視庁は、このグループが同様の手口で少なくとも十数人から計約850万円をだまし取ったとみて調べを進めています。
なお、3人はいずれも容疑を否認しています。
(2016年5月12日・日テレNEWS24)
2016年3月、競馬の必勝情報を提供するとして金銭をだまし取った詐欺の罪に問われていた千葉県船橋市の30代の兄弟に対し、京都地方裁判所は無罪を言い渡しました。
兄(34)と弟(32)は、2013年9月から11月にかけて福岡県の複数の男性に「確実に的中する競馬情報を教える」などと電話で勧誘し、計約1,070万円を受け取ったとして起訴されていました。
裁判所は、詐欺行為が行われた可能性を示す状況証拠はあるとしながらも、電話が被告らの拠点から発信されたことを示す明確な証拠がないとして、無罪と判断しました。
(2016年3月3日・産経WEST)
2016年1月、競馬予想情報を使った詐欺事件で、千葉県警は情報提供会社の社長(41)とその妻(36)、元従業員らを含む計13人の男女を詐欺の疑いで逮捕しました。
この会社は、「高確率で的中する競馬予想情報を提供する」として全国の消費者を対象にダイレクトメールなどで勧誘を行い、うその実績や著名人による監修をうたって情報料や会費を徴収していたとされています。
実際には根拠のない予想を提供し、的中しなかった場合には「監修者が交通事故に遭った」などの理由を用いて責任を回避していました。
警察は、約10年間で延べ4万人からおよそ30億円をだまし取った疑いがあるとみて捜査を進めています。
(2016年1月14日・NHK NEWS WEB)