競馬情報99.9%当たる… 40代男性1048万円被害
四日市西署は6日、菰野町内の40代の男性会社員が、競馬情報の提供を装った特殊詐欺で計1048万円をだまし取られたと発表した。同署が詐欺事件として調べている。
同署によると、男性は1月3日ごろ、無料競馬予想サイトに会員登録したところ、サイト運営会社の名をかたる男から電話やメールで「弊社が馬主にお金を渡して三連単の着順を決めるので99・9%の確率で当たる」「馬主には数千万円のお金を渡す必要があるのでできるだけ投資してください。外れたら全額返金する」などと言われ、男性は1月17日~2月5日、菰野町内の金融機関のATM(現金自動受払機)などから6回にわたり、指定された口座に計1048万円を振り込んだという。
男性は指定されたレースで馬券が外れ、返金もなく男と連絡が取れなくなったため同署に3月3日に相談し、6日に被害届を出した。
2017年3月7日 - 毎日新聞
競馬情報料名目の詐欺事件で一審無罪の兄弟、懲役6年の逆転有罪判決
競馬の情報料名目で約1070万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた船木浩太朗被告(35)と弟、健司被告(33)の控訴審判決で、大阪高裁(笹野明義裁判長)は3日、無罪とした一審京都地裁判決を破棄し、いずれも懲役6年を言い渡した。
一審判決は「詐欺をうかがわせる証拠はあるが、起訴された詐欺被害に使われた電話と兄弟を結びつける証拠がない」と判断したが、笹野裁判長は「別の詐欺グループと電話を共有していたとは考えにくい」と認定。拠点だったマンションの部屋の責任者など不可欠な役割を担ったなどと、量刑の理由を述べた。
控訴審判決によると、兄弟は平成25年9~11月ごろ、複数の人物と共謀し、競馬の勝ち馬情報を教える業者を装って岐阜、福岡、長崎各県の被害者計3人に千葉県内のマンションから電話をかけ、現金約1070万円をだまし取った。
2017年2月3日 - 産経WEST
3億円“横領”「株と競馬に」丸紅子会社の元部長
総合商社「丸紅」の子会社の元部長が会社の金を横領したとして逮捕されました。これまでに約3億円を横領していたとみられています。
「丸紅紙パルプ販売」の元財経部長・星野登央容疑者(57)は2010年からの5年間で、会社の口座から合わせて2600万円を横領した疑いが持たれています。警視庁によりますと、星野容疑者は17年ほど前から財務や経理を担当する管理職に就いていて、これまでに約3億円を横領していたとみられています。おととし、星野容疑者の部下が会社の口座を精査したところ、帳簿と実際の金額が合わなかったことから事件が発覚したということです。取り調べに対し、容疑を認めていて「金は株と競馬に使った」と供述しています。星野容疑者は去年8月に会社を解雇されています。
2017年2月23日 - テレ朝news
元騎手らを競馬関与停止。ばんえい馬券購入事件
北海道帯広市が主催する「ばんえい競馬」の元騎手らが馬券を購入し、競馬法違反罪で罰金の略式命令を受けた事件で、市は13日、元厩務員4人を競馬関与停止3年、元騎手1人と元厩務員5人を同2年とする行政処分を決めた。
また、調教師7人を指導監督不十分として戒告処分にし、調教した馬の着順に応じて市が支払う手当を20日間停止した。米沢則寿市長は「信頼回復に向け、一層の対策を講じ全力で取り組む」とのコメントを出した。
起訴状などによると、元騎手らは昨年4月から12月までの間に、インターネットのサイトを通じて、ばんえい競馬の馬券を購入したとされる。競馬法は不正防止のため、地方競馬の騎手や厩務員が地方競馬の馬券を購入することを禁じている。
2016年12月13日 - 産経ニュース
韓国、競馬八百長事件で騎手・ブローカーら起訴
2011年5月20日、済州(チェジュ)競馬場の4番スタートラインに競走馬「ピツェヨジョン」が入った。この馬は同年3月のレースで3位、4月には2位に入り、勢いに乗っていた。競馬予想紙はピツェヨジョンを優勝候補に挙げた。レース直前に馬の姿が公開されると、活力が感じられた。この馬の人気が高まり、優勝配当率(単勝式基準)は1.6倍に下がった。優勝候補に入らない馬の配当率は通常、数十倍となる。
ところがピツェヨジョンはスタートすると、突然頭を上げて走った。競馬ブローカーから遅く走るという条件で1200万ウォン(約110万円)を受けた騎手(34)が手綱を強く引いたからだ。序盤に速力が出るはずがなかった。ピツェヨジョンはスタート後10秒ほど経過して最初のコーナーに入った時、下位圏だった。9頭が走ったこのレースでピツェヨジョンは7着だった。この馬に賭けられた金額は約20億ウォンにのぼった。
ソウル中央地検はこうした手法で八百長に加わった容疑(馬事会法違反など)でカン容疑者ら騎手6人とイ容疑者(46)ら競馬ブローカー3人を起訴したと22日、発表した。また検察は違法私設競馬場に客を集めて手数料を受けるいわゆる「チッケ」と、競馬中継映像供給者、馬の健康状態をレース前に知らせる見返りに金品を授受した馬主、無断馬主名義貸与者らも起訴した。検察は33人を司法処理(15人拘束起訴、18人在宅起訴)したと伝えた。
検察によると、騎手6人は2010-2011年に計18レースで八百長に加わる見返りに計1億450万ウォンをブローカーから受けた。うちファン被告(30)は11レースで八百長に加担し、最も多い金額(5200万ウォン)を受けた。ブローカーらは競馬観覧客が「複勝式馬券」を購入するという点を知って犯罪を計画した。
複勝式は馬2頭に賭け、その馬が順序に関係なく1・2着で入れば的中となる。普通レースで優勝圏と予測される馬は3頭ほどであるため、ピツェヨジョンなど優勝候補1頭だけを買収しても的中する確率が大きく高まる。レースあたり200万ー1200万ウォンを受けた騎手は手綱を引いてスタートを遅らせたり、疾走する馬の頭を回して速度を落とす方式で勝負を操作した。
競馬ブローカーは天安(チョナン)・大田(テジョン)一帯で自分が運営する私設競馬場に客を集めて稼いだ。優勝が有力視される馬に人気が集まれば、その馬が下位圏で決勝ラインを通過するよう仕組んだ。ブローカーらが運営する私設競馬場は馬券購買限度(1人あたり1レース10万ウォン)に制限されない違法施設であるため、大金を狙う客が主に集まった。私設競馬場では一日に数千万ウォンを失う人も多い。韓国刑事政策研究院は違法私設競馬規模が年間33兆ウォンに達すると推定している。
起訴されたあるブローカーは「事前に騎手を買収しておいたため、その馬を避けて賭ければよい」という情報を1億ウォンを受けて売ったりもした。このブローカーは元暴力団員だった。ソウル中央地検側は「八百長に利用された後、競馬ブローカーにお金を返したが、ブローカーの脅迫のため八百長を続けた騎手もいた」と説明した。
2016年6月23日 - 中央日報